最近、報われなかったこと、許せなかったことがあり、とても落ち込んでいました。
昨日、子供達が終業式で先生からプリントをいただいてきました。
プリントの中にこの『逆説の10ヶ条』がありました。
妻から「一度読んでおいたら」と手渡され、目を通すことができました。
今の私にとって重要な言葉であり、心に深く刺さったので記事にしておこうと思いました。
『逆説の10ヶ条』
1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。
2 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。
4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
5 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
6 もっとも大きな考えをもったもっとも大きな男女は、もっとも小さな心をもったもっとも小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。
7 人は弱者をひいきにはするが、勝者のあとにしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。
9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。
10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
ケント・M・キース
著者であるケント・M・キースは1949年生まれで、この本を書いたのはハーバード大学2年、19歳の時だそうです。
高校生のときの経験を元に、長年生きてきた人が感じるような言葉をこの年齢にして書けることがすごいことです。
表彰や称賛などがなくても、自分が力を貸すことができた人たちのことを思って満足感を感じた体験からこの10ヶ条を思いついたようです。
正しいこと、良いこと、真実であることを実践すれば、その行動自体に価値がある。そのことに意味がある。栄光など必要ではないと悟ったのです。
まとめ
納得できないこと、自分の正義感の中では許せないことなどは常日頃あるが、自分の考える『正しい』ことを実践していればそれ自体に価値があり、意味があり、それによって満足感を得られるのだと思います。
私はこの『逆説の10ヶ条』を心に留めて、今後も生きていきます。