人間力を高める日記

認知症の母親が施設に入所した経緯と現状

私は理学療法士であり、専門家としての立場から、私の母親が施設に入所した経緯と現状を客観的に記し、思ったことなどを書いていきたいと思う。

入所するまでの経過

私の母親は5年前から認知症の診断を受け、2023年の5月までは自宅で父親と暮らしていた。

認知症は急速に進行し、5月末には身体機能が低下し、肺炎や幻覚などの合併症で入院することになった。

入院後、1ヶ月ほどで合併症は治まったが、入院中に転倒して大腿骨頚部を骨折し、人工骨頭置換術を受けた。

その後、急性期の治療、地域包括ケア病棟での治療50日後の9月中旬から施設に入所することになった。

現在の状態2023年9月

現在は移動は車いす介助、その他の身の回りのことも常に介助を必要とする状況である。

介護度は要介護4である。

自宅に帰れなくなったのは、まずは自宅の構造上、階段昇降ができないと玄関までたどり着けないことが最も大きい要因である。

また、自宅に入れたとしても、食事、更衣、排泄に介助が必要になったことで、同居する父親の介護能力を超えたことも要因である。

これらの状況を踏まえて、施設に入所することになった。

施設の月々の費用

このような状態の人が月にどの程度の費用が必要かということをここでは記載する。

月約24万円。

これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれだと思うが、私は思ったよりも安いという印象だ。

なぜなら、施設内での対応を確認すると、病院とは違い、専門的かつ丁寧なケアを受けられると思ったからだ。

母親の国民年金額月約7万円受給しており、残り月々17万円は手持ちとして必要である。

父親はまだ働ける状況であるため、社会的なつながりを確保しておく方が健康寿命が高まるというエビデンスもあることから、月10万円でも稼げると金銭面および父親の健康面にも良い影響があるのではないかと考える。

最後に

母親が施設に入所したが、あまり悲観的ではない。

現時点では良いサービスが受けられる状況なのでとても満足している。

全面的に依頼している分、費用は必要だが、何とか身内で考えて工面すれば良いと思っている。

これからも母親の施設話はここで記録していこうと思う。

専門家としての立場も踏まえて話をするので読んでもらえると幸いである。