χ(カイ)です
医療従事者として病院に勤務しながら研究を行っています
研究初心者がわかりやすいと思ってもらえるような内容のブログを書いています
研究を行う際に、どちらの方法で自分の検証したいことを伝える方が良いのか、まずはこれを理解しておくことは重要なことです
実際にどちらにどのような特徴があるのか、説明してほしいと言われた際に説明できないことがありました
そのため、質的研究と量的研究の特徴をまとめました
質的研究
・長所
数値化できない複雑な要因の関連も捉えられる
・短所や限界
結果が分析者に依存する
定性的にしか記述、分析ができない
※定性的:定量とほぼ真逆の意味で、物事が数値化できない要素のこと
『定性的』は物事を数値化できない部分に着目し、とらえること
・適している用途
複雑な現象・機序の記述や仮説の生成、初歩的な検証など
・実際の内容
1症例や数症例を定性的にまとめること
量的研究
・長所
数字で定量的に記述する
他者による再現性を検証可能
・短所や限界
数値化できない要因は考慮できない
大規模データが必要
・適している用途
必要な尺度による測定データが大規模に得られる場合
・実際の内容
データをまとめて統計的な分析をすること
どちらが優れているのか
どちらの研究方法の方が優れているのかに関しては、私が知る限りでは優劣はない印象です
私自身の理解としては、どちらの要素も含んだ研究を行うことが実際に役に立つ知見のなのではないでしょうか
こんな感じです
以上!