2012年は認知症患者数が約460万人(高齢者人口の15%)
2025年には高齢者の5人に1人、20%が認知症になるという推計もある。(平成29年度高齢者白書)
※高齢者:国連の世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上の人のこと。
世界規模では毎年1,000万人近く、約3秒に1人が世界のどこかで新たに認知症になる。
※WHO(世界保健機関)によると2015年に認知症有病者数は5,000万人、そして毎年1,000万人近くが新たに認知症になるとの報告もある。
参考資料:認知症施策の総合的な推進について 令和元年6月20日 厚生労働省老健局
認知症の種類(主なもの)
認知症には原因などにより、いくつか種類があります。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
割合としては、アルツハイマー型が約70%、脳血管性が約20%、レビー小体型が4%、前頭側頭型が1%と言われている。
アルツハイマー型認知症について
脳内に溜まった異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、脳に萎縮が発生する。
【症状】
昔のことは覚えているが、最近のことは忘れてしまう。
軽度の物忘れから徐々に進行し、やがて時間や場所の感覚がなくなってしまう。
脳血管性認知症について
脳梗塞や脳出血によって脳細胞に十分な血液が送られずに、脳細胞が死んでしまうことで発生する。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病から発症しやすいと言われている。
【症状】
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が発生するたびに段階的に進行する。
また障害を受けた部位によって症状が異なる。
レビー小体型認知症について
脳内に溜まったレビー小体という特殊なたんぱく質により脳の神経細胞が破壊されて発生する。
【症状】
現実にはないものが見える幻視や手足が震えたり、筋肉が固くなるといった症状が現れる。
歩幅が小刻みになり、転びやすくなる。
身体機能はパーキンソン病の症状に類似する。
前頭側頭型認知症について
脳の前頭葉や側頭葉で、神経細胞が減少して脳が萎縮することで発生する。
【症状】
感情の抑制がきかなくなったり、社会のルールを守れなくなるといったことが起こる。
まとめ
認知症に関してまとめました。
2025年には高齢者の5人に1人が認知症の時代へ移行します。
私は仕事上で認知症の方と接する機会は多いです。
また、私の母親も認知症です。